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2016年7月21日 (木)

純喫茶 ローレンス 店内

訪問日:2016年6月6日

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前回の続きです。ドアを開け入店すると、静まり返った薄暗い店内にママさんがポツンと一人で椅子に座っていたのですが、何となく入店しちゃってイイのかな、、といった雰囲気だったので、すぐに声をかけてみました。「スミマセン、入って大丈夫ですか。」「え、誰?」「あ、客です。」「なんだ、腰が低いからどっかのセールスマンかと思った。」ママさんはとってもサバサバしたお人柄で、話す時に相手に距離を感じさせません。喫茶にもいろんなタイプのママさんが居ますが、私が一番好きなタイプです。一瞬で仲良しになれちゃう感じっていうんですかね。初めて会ったのに初めてって気がしないんです。「素敵なお店ですね。僕、古いものが大好きなんですよ。」「あら、私も古いもの大好き。」入店したばかりなのに早くも意気投合してしまい、椅子に座る事も忘れてしばらく立ち話をしちゃってました。

 

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こちらのお店、開業から今年で51年になるそうですが、元々は住居として建てたご自宅なんだそうですよ。ママさんが一人で切り盛りするようになってからは確か20年くらいとおっしゃっていましたが(詳しくは聞きませんでしたが、それまではご両親もお店に居たようです)、その間にお店を休んだのは6日か7日だけだそうです。凄いですねー。ママさんは人生の大半をこの店内で過ごしているのであります。「ずっと石川県に住んでるけど、石川県の事はここから半径100メートルしか知らない。」だそうです。

 

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このようなカーテンの装飾金物は初めて見ました。凝ってるなー。これらの内装は全てママさんがご自身でデザインされたのだそうですよ。

 

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お店の裏にある大きなコインパーキングは昔映画館だったそうで、
若い頃にそこで観た数々の洋画が内装に大きく影響しているそうです。

 

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これも珍しい。調理スペースのウエスタンドアには台が付いていてトレイが置けるようになっています。

 

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そして、店内で最も気に入ったのがこちら。Rドアを開けると手洗い場があって、またその奥にRドアのトイレがあります。

 

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トイレから店内方向を見た様子。Rが二重になっててカッチョイイー!ドアの向きが手前と奥とで逆になっているのが更にナイス。

 

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あ、そーいえば椅子に座るのを完全に忘れてました(笑。入店してから1時間くらい経ってたかなぁ。作家の五木寛之さんがよく座っていたというコチラの席へ座らせて頂きました。

 

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店内にはドライフラワーが沢山飾られていますが、これらを含め、店内にあるものは全てママさんが絵を描くためのモチーフとして置かれているのであります。

 

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ママさんが描かれた絵も沢山飾られています。独創的な素晴らしい絵ですね。絵は全て鉛筆画なのですが、すぐそこにあるサンクスで買った1本63円のエンピツで描いて
るのだそうですよ。”弘法筆を選ばず”とはまさにこの事ですね。ママさんは「安いエンピツで書いたからゴミアート。」とおっしゃっていましたが。

 

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今日は日のあるうちにもっと金沢を散策するつもりでしたが、居心地が良過ぎて結局夜になるまで寛いでしまいました。帰り際、ママさんが言ってくれた「人生は心の旅ですから、お互い良い旅をしましょう。」の言葉が今も心に響いています。ローレンス、噂通りの最高の喫茶でした。

 

純喫茶 ローレンス
石川県金沢市片町2-8

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