今回はスピンオフで、当ブログでもお馴染みの大箱屋の大場さんのウチをご紹介したいと思います。ですが、その前に、大場さんとの縁といいますか、親しくなったきっかけについてちょっとだけお話しますね。当ブログの読者さんならご存知かとは思いますが、僕は昭和時代のものなら基本的に何でも好きで、インテリア、グッズ、ファッション、音楽、乗り物、スポット、職業、などなど、生活の全てが昭和なわけです。なので、友人にも昭和好きは昔から多いんですけど、どういうわけか、好きなものが音楽やファッションなど何かしらに偏った人ばかりで、昭和の全般が好きで全てに対してこだわりを持っているような、僕と同じ嗜好の人が殆ど居なかったんですね(僕は広く浅くなんですけど)。 で、大場さんとは共通の友人を通して知り合ったのですが、大場さんが僕と同じ嗜好の人だと知って、驚きましたね。そういう人が現れたのは初めてだったので。で、必然的に、すぐに会って遊んで、意気投合したのであります。そんなわけで、大場さんのウチも、とことん昭和にこだわった部屋づくりをされているので、写真でご紹介していきたいと思います。都内にある大場邸は元クリーニング店として使用されていた物件で、建てられたのは我が家と同じ昭和47年。建物は二階建てなのですが、一階部は店舗スペースの奥が台所になっています。大場さんの部屋づくりで特筆すべき点は、家電やグッズがどれも状態が良いという事。奥に写っているオーブンやレンジもピカピカです。
全体を見ても、汚れが殆どないですね。花柄のパイプ椅子やデコラのテーブルもイイ感じです。ちなみに、シンクはこの物件を借りた時点で比較的新しいものに交換されていたのですが、大場さん的に納得が行っていないそうで、いずれ70年代物に交換する予定だそうです。その交換予定のシンクも見せてもらいましたが、めっちゃ可愛いかったですよ。ココにはないので今回はお見せできませんが。
そして、階段を上がって二階へ。天井にはスペーシーな照明器具が取り付けられています。
階段を上がると廊下がクランクになっているのですが、そこに黄色いビーズ暖簾が掛けられ、その奥にドレッサーを兼ねた収納棚が置かれています。この手のポップな色の家具って、現存しているものは殆どが昭和50年代物ですけど、表面に張られた化粧板の感じからして、これはレアな昭和40年代物ですね。
そして、その奥に、メイン部屋の洋室があります。汚れた玉暖簾を掃除した事がある人なら知っていると思いますけど、玉暖簾を掃除するのって、ホントに大変なんですよね。何時間も、或いは何日も指先を使ってゴシゴシ擦るもんだから、指がおかしくなっちゃうんですよね。大場さんも、このビーズ暖簾を綺麗にするのに、かなり苦労したそうです。
そして、コチラがメイン部屋の洋室。1年ほど前にお邪魔した時はまだ部屋が仕上がっていなかったので、今回、完成した部屋を見るのは僕もこの時が初めてだったので感激でした(お邪魔したのは先月)。大場さんは70年代が好きなので、その時代のものをメインに揃えられています。サイケな模様の壁紙は当時の柄で、現在でも製造されているものだそうです。家具調テレビは70年代初頭のものですね、たぶん。
しかも、ちゃんとブラウン管が点くんですよ。凄いですね。
70年代はインディアンルックが流行りましたね。リンリン・ランラン、ザ・ピーナッツ、奥村チヨさんなど、いろんな歌手の衣装にもなりました。猫カップルの置物もカワイイー。
そして、この部屋の中でも一際存在感のあるアイテムがコチラ。この時計、メーカーはナショナルですね。裏側に蛍光灯が付いているそうですが、大場さんの本業のリキッドライトみたいで、カッコイイです。よく、こういう珍しいものを入手しますよねー。さすが大場さんって感じです。
食器棚などの家具類もレアなものばかり。大場さんが大好きなオレンジ色で統一されています。ガラス戸の枠の角がRになっているのがポイントですね。ちょっと見えにくいですが、右側の棚の下に型板ガラスが入っているのもイイ感じです。
食器棚の中のアイテムで、僕が個人的に気に入ったのが、コチラのマグカップ(コーヒーカップ?)。サイケな蝶々がカワイイです。
部屋をたっぷり見させてもらったあと、廊下でリキッドライトショーまで見せてもらっちゃいました。僕、大場さんとしょっちゅう遊んでるくせに、大場さんのリキッドライトショーを、まだナマで見た事がなかったんですよ。やはり、実際にナマで見ると説得力が違いますね。小さな泡の一つひとつが生きてるみたいだし、二度と同じ形にならないのが神秘的で面白かったです。という事で、大場邸のご紹介はこれでおしまいですが、今度の火曜日にTBS系テレビ番組「イキスギさんについてった」に、大場さんが出演するので、興味のある人は是非チェックしてみて下さいね。