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2012年10月 1日 (月)

軽食 肴 お酒 こだま

訪問日:2012年9月19日

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大露路商店街から徒歩数分の場所にあるこちらのお店、以前から気になっていたのですが、店内がまるっきり見えないので少々入りづらいです。しかもお店の幅がドア分しかありません。いったい店内はどういう造りになっているのでしょう?

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軽食 肴 お酒「こだま」。店構えはスナックや居酒屋の感じですが、看板に軽食とあるので飲まなくても平気かな?と思い、何はともあれ入ってみる事に。

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木製の頑丈そうな黒いドアを開けると、、、目の前には意外にも長い通路が。しかも外観からは想像もつかない程渋い雰囲気です。

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これ、ただのスナックや居酒屋ではなさそうです。この意外感に早くも「入って良かった。」と思いました。

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細長い通路を抜け店内へ。マスターさんにお話を伺ったところ、開業は昭和42年で元々はバーだったのだそうです。なるほど、入り口通路の渋さはバーの名残だったのですね。

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小さなお店ではありますが、当時はこの街もにぎやかでお客さんも多く、女の子を6人も雇っていたのだそうです。(女の子は全員着物姿だったそうです。渋過ぎ。)。更にお話を伺うと、当時の”日給”は800円。女の子たちはお風呂も週に一度しか入れないような生活で、お風呂で髪を洗うと煙草のヤニで黄ばんだ水が流れ落ちる程だったとか、、、エネルギッシュな時代ですね。しかし、時代と共にこの街も人が少なくなり、女の子を雇う事が難しくなってきたので、現在のような一人でも出来る形態に変えたのだそうです。

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頂いた焼きそば。ピリ辛で超美味しかったです。マスターさんはここでバーを始める前に東松山で餃子屋をやっていたそうなのですが、当時はまだ餃子が世間に浸透しておらず、客が入らなくすぐ潰れてしまったそうです。

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こちらのマスターさんは隣の小料理屋も所有されているのですが、現在は働く人が居らず動かしていないそうです。ですが、私がお店の雰囲気に感動しっ放しだったので、小料理屋の方もわざわざ灯りを点けて見せてくれました。最高に優しいマスターさん、ご親切にありがとうございました。

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建物の全景。

軽食 肴 お酒 こだま
埼玉県熊谷市筑波2-35

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