喫茶 モト
訪問日:2012年11月8日
今日は、浜松町へ用事があったのですが、その後の予定が空いていたので周辺を散策してみる事にしました。時間帯がちょうど正午をまわったところだったので、街は昼食を取るためにオフィスから出てきたサラリーマンやOLで溢れかえっています。私はサラリーマンとは真逆の人生を歩んでいるので何だかもの凄い違和感。そんな中、偶然に見つけた喫茶。建物の原型が判らないほどツタに覆われています。このようななコンクリートだらけの街中でもツタはしっかり育つのですね。
喫茶「モト」。これは入るしかないでしょう。
店内へ入るとサラリーマンのお客さんで殆どの席が埋まっており、どこへ座ろうかとモジモジしていると、マスターさんが来てくれて奥の空いているスペースへ案内してくれました。ご覧の通り店内は絵画や珍しい置物等で埋め尽くされています。緑の椅子とコーヒーテーブルの色合いも良い感じ。
奥のモコモコした黒い壁が素晴らしい。この写真、最近撮った写真で一番のお気に入り。ちょうど席がカウンターに近かったので、さっそくマスターさんに話かけてみました。
私がお店の雰囲気に感動した事を伝えると、いろいろとお話を聞かせて下さいました。開業は昭和34年になるそうです。店内に飾られている美術品等はマスターさんご自身がご趣味で集められたもの。写真は東アフリカの置物で、黒檀を削って作られたものなのだそうです。
こちらも黒檀。バランスが悪いらしく正面を向けておくと手前に倒れ落ちてしまうので、後ろ向きにしてあるそうです。沢山の子供がしがみついていますが、表はいったいどうなっているのでしょう。気になりましたが、重くて動かないそうです(笑。
これは火星にも描かれている事で知られる「ネフェルティティ」(たぶん)。
天井には年代物のシャンデリアが吊るされています。
マスターさんのお人柄、お店の雰囲気共に最上級クラスの喫茶です。マスターさん、いろいろとご親切にありがとうございました。
喫茶 モト
東京都港区芝大門1-4-16
TEL 03-3431-5095
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