スバルビル 新宿の目
訪問日:2012年9月8日/11月12日
新宿駅西口のスバルビル地下一階にあるオブジェ「新宿の目」。
作者は、彫刻家、画家の「宮下芳子」さん。余りにも有名なオブジェなので今更ご紹介するまでもないですが、ブログに刻んでおきたかったので、あえて取り上げてみました。新宿で生まれ育った私にとって、新宿の目は昭和時代の象徴的存在でもあります。作成された時期も私が生まれた翌年の1969年なので、ほぼ同い年。幼い頃、良く親に連れられ新宿駅へ買い物に来ましたが、いつもそこに、このオブジェの姿がありました。新宿駅の地下道も当時と比べると随分変わってしまいましたが、この新宿の目は昔のまま何も変わっていません。今回、十数年ぶりにここへ来ましたが、眺めていると新宿で生活していた頃の懐かしい記憶が蘇りとても落ち着きます。それにしても凄い存在感。モチーフが目という事もあってか、物としての存在以外にも魂というか強い念のようなものを感じます。よく、樹齢の長い木を切り倒すと呪われるような話がありますが、このオブジェにもそういった感情のようなものが宿っているのではないでしょうか。余談ですが、目の電気が点いた状態の写真を撮りたいがために3度訪問しました。初日は深夜0時過ぎ。2日目は20時頃。3度目は16時頃。いずれも残念ながら目の電気は消えていました。節電でしょうか。
瞳孔を至近距離で撮影してみました。ちなみに、透明部分の素材は一見硝子のようですがプラスチック(アクリル)です。
黒目の部分。
白目の部分。
目頭。
目尻。
「新宿の目」の正面にある階段も当時のまま。タイルの一枚一枚に表情があります。
新宿駅西口の歩道も当時のまま。
スバルビル 新宿の目
新宿区西新宿1-7-2 スバルビル地下1階
宮下芳子さん 公式サイト
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