吉見百穴 地下軍需工場跡
訪問日:2014年4月14日
吉見町にある「吉見百穴」。ここは自宅からわりと近いので以前に何度も訪問しているのですが、ブログをやるようになってからは初訪問です。敷地内には百穴の他にも地下軍需工場跡や昔ながらの売店などもあって楽しみどころ満載なんですよー。という事で、それぞれを順番にご紹介していきます。
まずは百穴から。百穴は今から約1300年前の古墳時代後期の横穴墓群です。遺跡が発掘された当初は、アイヌの伝説に登場する小人「コロボックル」の住居だとか、「土蜘蛛」という巨大なクモの妖怪が住んでいたとか様々な説があったそうですが、現在は「墓」という事に落ち着いています。まあ、妖怪とかコロボックルに現実味は無いかも知れませんが、私はコロボックルが住んでいたんじゃないかと信じたい派です。根拠は無いですが夢があるので。話が長くなってしまうのでここで詳しい事は書きませんが、ネット上にそれらの説を詳しく説明されているサイトがありますので、興味のある人は検索してみて下さい。
穴の中の様子。床に一つ仕切りがある以外は何も無いです。天井はかなり低いですが、遺体を入れるには十分な高さかも知れません。コロボックル派の私には住居に見えるんですけどね。
お次ぎは百穴の下にある「地下軍需工場跡」。この洞窟は太平洋戦争中に建設されたもので、この中で飛行機のエンジンが製造されていたそうなのですが、洞窟の完成までには多くの朝鮮人労動者が犠牲となったとの事です。ここは心霊スポットとしても有名なようで、その労働者の霊が出るという噂があるみたいです。
洞窟の中はけっこう広くて涼しいです。何だかショッカーのアジトみたいな雰囲気ですが、実際に仮面ライダーの撮影にも使われた事があるらしいですよ。
確かに霊が出そうな気がしないでもない、、、。
これは「ヒカリゴケ」。その名の通り光るコケなのですが、光ってるのわかりますかね。夜光塗料みたいな感じです。
敷地内には昔ながらの売店が2つあります。こちらのお店のおばちゃんにお話を伺いましたところ、昭和30年代から営業を続けているそうです。(記憶に自信が無いですが昭和35年と言っていた気がします。)店内には小上がりもあって、うどんやおでんを食べる事ができます。今日はここでソフトクリームを買って食べました。
こちらはもう一つの売店。オレンジテントの商品棚が可愛いです。
こっちの棚も良い感じ。
ずいぶん古そうなワタ菓子機だなー。黄色い紙に隠れたイラストが気になる、、、。
こちらのお店もいろいろ食事ができます。お店のお兄さんとお話しましたが、私のように地元から来るお客さんは少ないようですね。
自分用の土産に五家宝を買って帰りました。美味しくて一気食いしてしまいましたが、食べ終わったら袋の中にきなこが沢山残っちゃって勿体なかったので、トーストに振り掛けて食べたら意外にも凄く美味しかったです。ビンボー臭いですが(汗。「吉見百穴」、地元の人もそうでない人も、近くに来たら是非遊びに寄ってみて下さい。ここでご紹介した他にも土器などが展示された資料館もありますし、けっこう楽しめますよ。
吉見百穴 地下軍需工場跡
埼玉県比企郡吉見町大字北吉見324
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