喫茶 いけの
訪問日:2014年9月30日
小諸駅前には素晴らしいビルが沢山あるなー。左側のビルは先日の記事でご紹介しましたが、今回は右側のビルの一階にある喫茶をご紹介します。
「喫茶 いけの」。こちらの喫茶、先日小諸にお住まいのT.S.さんからメールで、駅前にイケノという渋い喫茶があるとの情報を頂き訪問しました。小諸へは、行こう行こうと思いながらもなかなか行動できずにいたのですが、今回の情報提供が小諸観光のきっかけになったのでありました。最初、ビルにばっかり目が行って一度通り過ぎてしまったのですが、何とか無事に発見です。
壁のプレートが可愛いー。何はともあれさっそくお邪魔してみましょう。
ドアを開けると、照明の消えた暗いカウンターの中にママさんが座っていました。一瞬、営業モードではないような気がしたので、「スミマセン、大丈夫ですか、、。」と伺うと、「大丈夫?ああ、電気が消えてるからね。大丈夫よ。」と、電気を点けてくれました。ママさんは、このやりとりでおわかりの通りサバサバ系です(笑。
毎度の事なのですが、内装が素晴らしいと、どの辺りをどの角度から撮ろうかとか、最初からそんな事ばかり考えてしまうのですが、カウンターの正面の鉢置きパーテーションがある席を撮りたいなーなんて考えいると、間もなく常連のおばちゃんが来店し、その席へ腰掛けてしまいました。うわー、ショック(勝手な話ですが)。お店はそれほど広くないのでもう一人お客が入ってきたら写真が撮れなくなってしまうと思ったので、さっそくではありましたがママさんに聞きました。「観光で来てるんですけど、お店の写真撮らせてもらって良いですか。」「何かそーいう仕事でもしてるの?」「いいえ、喫茶が好きであちこち回ってるんですよ。」「喫茶が好きなら自分でやればイイじゃない。」さすがサバサバ系ママさん。イタイところを突かれました(汗。実際、私は喫茶が好きというより、
昭和の面影が残っているものを探し求めているだけで、その成り行きで喫茶に足を運んでいるに過ぎないのです。なので、「古い喫茶が好きなんですよ。この時代のお店って造りが良いじゃないですか。内装もお金かかってるし。」「そう?私はそーいうの全然わからないけど。」ママさんはピンと来ていないようでしたが、話をするうちに何とか私の主旨は理解してもらえたようです。
変形した天井は裏に二階への階段があるのですが、この上には以前「いーぐる」という喫茶があったそうです(2〜3年前に廃業してしまったとの事です)。「今は家で簡単に美味しいコーヒーつくれるからね。」というママさんの言葉が印象に残りました。
言うのが遅くなりましたが、こちらのお店の開業は40年前との事です。
取っ手の素敵なコーヒーカップも開業時から使い続けているものだそうです。そんなこんなのおしゃべりを楽しみながら30〜40分ほど寛いでお店を出ました。いやー、それにしても小諸はイイお店が多いなー。T.S.さん、情報頂きましてありがとうございました。このあとも、しばらく小諸レポート続きます。
喫茶 いけの
長野県小諸市相生町2-2-5
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