喫茶 エルボン
しかし、「本日は終了しました」の札が下がっています。ガビーン!!(←まことちゃんでしたっけ?)まだ昼過ぎなのに閉まるの早いなー、なんて思いながら何となく窓から店内を覗いてみると、カウンターの灯りが見えました。そして、ダメ元でドアをノックしてみると、、、何とママさんが出てきてくれました!!「スミマセン、今日はもう終わっちゃったんですよね(白々しく)」「今日は休みなのよ。この札は下げてるだけ。」「あの、埼玉から来たんですけど、店内をチラッとだけ見せてもらう事できませんでしょうか(汗。(ずうずうしい)」「埼玉かから来たの?入りなさい。」(←この「入りなさい」は物凄く優しい感じです。)「ホントですか!ありがとうございます!!」
「カウンターに座りなさい」(←物凄く優しい感じで)「お休みのところ、申し訳ございません(汗。」「んーん、ここに住んでるから大丈夫。」
店内を少し拝見させて頂いてすぐ帰るつもりでしたが、、、「お金要らないからコーヒー飲まない?」「いやー、ちゃんと払いますよ!」「いいのよ、これ、さっき自分で飲もうと思って多めに淹れて残ってたやつだから。」「そうですか、、じゃあ頂きます(汗。」こちらのママさん、とっても優しくて、そして上品で、、、マジで惚れました。
「素敵なお店ですね。」「そう?どこにでもあるわよ。」「いやー、喫茶はよく入りますけど、こんなに素敵なお店はなかなか無いと思いますよ。」こちらのお店、開業は昭和46年だそうです。店内は開業時のまんまですが、ママさんはとっても奇麗好きのようで店内はとても整理整頓されています。「私、カウンターの布巾でも斜めに置くのイヤなのよ。」「それ分かります!額とかも少しでも傾いてると気になっちゃうんですよね(笑。」「そうそう(笑。」
このエキゾチックなパネルはジュート(コーヒー豆の麻袋)にコンピューターで外人女性の写真をプリントしたものだそうです(どーいう機械なのかよく分りませんが)。縦の写真を横向きにしているのが超ハイセンスですね。「色が滲んでるでしょ。これね、主人がタワシで洗ったらこんなになっちゃったのよ(笑。」でも、この滲み具合がかえって味が出ていますよね。
このブラケットも可愛いー。本来は下がっている紐を引っ張ると灯りが点きますが、電球は抜いてあるそうです。
鉢置きパーテーションに置かれた週刊誌は常連さんが持って来て置いてってくれるんだそうです。粋な常連さんだなー。ママさんが素敵な人だから常連さんもイイ人ばかりなんだろうなー。ホントはもっとじっくり内装写真を撮りたいところではありましたが、お休み中のところですし、おしゃべりで長居してしまったので写真は少なめです。
今日の日の事は一生忘れません。ママさん、本当にありがとうございました。
喫茶 エルボン
鳥取県米子市加茂町1-7
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