民生食堂 天平
今日は飲み友達の紙パックさんと高円寺の「民生食堂 天平」で待ち合わせ。ちなみにですが、こちらのお店は最寄駅が高円寺なので住所は杉並区かと思ったのですが、中野区なんですね。
僕はこの食堂の存在を今まで知らなかったのですが、紙パックさんが僕のために、昭和度の高い行きつけのこちらのお店を選んでくれたのです。
サンプルのやきめしやチキンライスが黒いですが、経年劣化で変色したんですかね?
何はともあれビールで乾杯。壁のタイルが今まで見たことのない素敵な色合いです。紙パックさんの話では、大衆酒場が好きな人のあいだでは有名なお店らしいですね。
開業は、戦後の食糧難でお米が配給制だった外食券食堂の時代から民生食堂へと変わっていった昭和26年。お父さんは2代目で、昭和30年代の末頃から現在までお店を切り盛りされているそうです。
昔は従業員を何人も雇ったり、昼食を立ちながら取るほど忙しかったそうです。しかし、時代と共にお客さんの数も減り、近頃は自分一人が食べていくぶんを稼ぐのがやっとだとおっしゃっていました。だからという訳ではありませんが、焼き魚や刺身、目玉焼きや唐揚げなど、たくさん頂きました。どれも美味しいんですよ、ホントに。
更にお話を伺うと、何やらこのお店のある通りが区画整理のため道幅を広げるらしく、立ち退きで今年の3月でお店を閉めるとの事でした。初めての訪問だけど、何だか寂しいなぁ。
今回の訪問が最初で最後かも知れませんが、もう一度くらい訪問できるとイイな。
民生食堂 天平
東京都中野区大和町3-10-14
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