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2021年2月 6日 (土)

三愛ドリームセンター(三愛ビル)

 

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つい先日、銀座蔦屋書店にて、近頃お世話になりっ放しの著述家・編集者の石黒謙吾さんと「ワンダーJAPON」編集長の関口勇さんとトークライブを行なったのですが、入り時間まで少し余裕があったので、すぐ近くにある三愛ビルに寄りました。三愛ビルといえば、森永広告塔と並ぶ高度経済成長期の銀座を象徴するビルなわけですが(和光は戦前からあるから別格ね)、昭和38年の竣工当時の面影がどれだけ現在も残っているか、ちょっとじっくり見てみようと思います。とりあえず外観については言うまでもなく、てっぺんの広告塔が三菱からリコーに変わっている訳ですが、個人的には、比較にならないくらい三菱時代の方が好きでしたね。とはいえ、それ以外は大きく変わった部分もなく、竣工時の状態が保たれています。今ではガラス張りのビルも珍しくないですけど、当時としては、かなり画期的だったんだろうなー。

 

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はす向かいからズームで。この三愛のロゴも竣工時から変わっていません。「愛」の中央の「心」の部分がニッコリ笑っているようでカワユイです。細かい事を言えば、「三」より「愛」の方が文字が太く、バランスが悪い感じもキュンとします! アクリルの黄ばみ具合も年輪を感じますね。

 

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少し近づいて斜めから三愛。

 

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広告塔の喉元にあるこちらの英字ロゴも竣工時から変わっていませんが、古さをまったく感じさせないデザインなのが凄い。

 

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続いては内部へ。一階の入り口を入ると、すぐ目の前にエレベーターがあります。現在はエレベーターのドア周りに黒い金物の装飾が施されていますが、竣工時はこの装飾がなく、エレベーター軸は金属の壁材だけでぐるっと一周覆われていたようです。

 

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これは昭和38年に発行された「室内」という雑誌の表紙写真ですが、竣工間もない頃のエレベーター軸の壁を確認する事ができます。めちゃくちゃモダンでカッコイイ!!

 

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当時の天井の資料がないので定かではありませんが、天井の電飾も凄くモダンなので、竣工時のままなんじゃないかな?

 

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スペーシーでめちゃめちゃオシャレ。

 

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ダウンライトもイイ感じです。階段など、その他の部分は殆どが改修工事されていたので、写真は省略します。

 

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こちらは、竣工当時の内装が確認できる「三菱レイヨン」クリスタルチェアー&テーブルの広告写真。ちなみに当時、三菱レイヨンはアクリル樹脂のトップメーカーで、「透明な家具」が最大のテーマだったらしいですね。なので、この広告写真は当時としては超最先端なデザイン空間だったんじゃないかと思います。っていうか、今見ても近未来的ですよね。

 

三愛ドリームセンター(三愛ビル)
東京都中央区銀座5-7-2

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