新天街
今回からしばらく甲府レポートを続けます。今年の春、1ヶ月かけて西日本を一周したのですが、その前に甲府に寄って、夜に酒場で一杯やってからスタートする事にしました。で、まず初めに訪れたのが、山の手通り沿いにあるこちらの「新天街」。正面から見ると1つの建物のように見えますが、中央にある入り口の奥は横丁になっていて、路地の左右には幾つもの飲み屋が連なっています。入り口の上部の壁には縦にピンク色のストライプが1本入っていて、一見そういうペイントがなされているようにも見えますが、これはおそらく、元々は壁の全てがピンク色で、左右それぞれの店舗が後年に外壁塗装をした際に、自分の店舗の範囲しか塗装しなかったためと思われます。
路地の長さは50メートルくらいかな? 入り口からすぐ反対側の出口が見える短い横丁ですが、何はともあれ通り抜けてみようと思います。
まだ昼間なので人の気配はないようです。全てが二階建てですが、二階は住居スペースなのかな。限られた土地面積を有効に活用するためか、殆どの建物の二階部が路地方向へ迫り出しています。
頭上には連絡通路。
見上げると、波板が剥がれて室内が露わになっていたりします。これはさすがに人はもう住めないよなぁ。
路地の中央にも、また新天街の看板。その下には公衆トイレが設けられています。どのお店もスペース的にトイレはないでしょうし、そこら辺で立ち小便されたら困りますからね。
小便コーナー(?)は便器ではなく、タイル張りで下がカーブしています。大便の方は、ドアに「壊れてます」の貼り紙が、、。
もし営業していたら、このお店に入ってみたかったな。この時代の飲食店で、このようにドアが斜めになっているのをよく見かけますけど、けっこうな急角度ですね。45度くらいあるんじゃないかな。
お店の数は全部で20くらいかな? そのうち現役のお店がいくつあるのか分かりませんけど、1つだけ日中から営業しているお店がありました。気持ちとしては、ちょっと飲んで行きたいところですけどね、今日はもう少しクルマを運転しなくてはいけないので、入店は見送りました。
通り抜けてパチリ。
反対側の出入り口周りは更地になっていました。以前はここにも飲み屋が続いていたのかも知れないですね。
外側を側面から見た様子。
新天街
山梨県甲府市朝日5丁目11
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