喫茶 田園
高知レポートの続きですが、香南市の喫茶「ドン」を出たあと、本日一番のお目当てでもある安芸市の喫茶「田園」へ訪れました。今回の高知遠征は、高知市の西側にある土佐清水を経由して愛媛へ抜ける左回りを計画しているのですが、この田園にはどうしても訪れておきたかったので、今日だけルートを逸れて東側へ進んできたのであります。なので、営業していないと最悪な事態になるのでヒヤヒヤだったのですが、いざ訪問してみると、すぐにドアから店内の明かりが見えたので、まずは一安心。それにしても、こんなに大きな白壁瓦屋根の喫茶なんて、全国的にもかなり珍しいですよね。パッと思いつくところでは、他にも松本の「塩川」や「まるも」、下田の「邪宗門」等があったりしますけど、いずれもここまでの規模じゃないしなー。
しかもこの喫茶店、バス停としても活躍しているのであります。風情ある眺めだなぁ。今日は、いきなり大雨に見舞われてビショ濡れになっちゃったんですけど、早くも、がんばって訪れた甲斐があったなーって感じです。
紫のドアもイイ感じ。何はともあれ、さっそくお邪魔してみましょう。
入店すると、地元の常連さんと思われるおじさんやおばさんで、カウンター席が埋まっていました。みなさん、楽しそうで賑やかです。僕は、その輪に入り込む余地がなさそうだったので、誰も居ないテーブル席の方へ座らせて頂きました。この、茅葺き屋根の略画、ナマで見れて感激です。
この絵、めっちゃデカいです。内装も開業時のまんまのようで、椅子もテーブルも鉢置きパーテーションも、ぜんぶ当時物です。
椅子は木製ですね。脚が円柱ではなく角張っていると、ヴィンテージ感が増します。テーブルの鉄脚も四角。
このパネル写真は、昔のこの辺りの風景なのかな? 大きな略画も、このイメージなんでしょうね。
この長方形の蛍光灯カバー、2本線がめっちゃカッコイイ。天井が高いから、電傘のコードも長〜いです。そういえば、和風喫茶に入るの久しぶりだな。数年前に入った新宿の「楽屋」以来かも。
コーヒーで一服。
こちらは、もう一つの出入り口。
喫茶 田園
高知県安芸市本町5丁目2-26
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