観光ビル
前回の記事の続きですが、天文館通駅ーいづろ通駅ー朝日通駅辺りを散策したあと、終点駅の鹿児島駅前駅(文字を打ち間違えているように見えますが、鹿児島駅前という駅名です(笑。)までクルマで移動してみる事に。すると、駅前でさっそく気になるビルを発見しました。こちらは「観光ビル」。写真では見えづらいですが、このビルは中央に他のビルを3つ挟み、手前のA棟と奥のB棟の2つに別れています。
まずはA棟から。竣工は昭和30年代後半辺りですかね。現地では詳細を掴めなかったので、この記事を書く前にちょっとネットで調べてみたのですが、、、なんと! 去年の暮れ辺りから解体工事が始まったそうで、来月の2月末には解体を完了する予定らしいです(泣。僕が訪れたのは去年の春なので、訪問するのがもう少し遅かったら写真に収められなかったかも知れません。
一階部には飲食店が軒を連ねていますが、1店舗あたりの幅が比較的狭いところに時代を感じます。改装歴のあるお店も多いようですが、格子状になった上階は竣工時のままと思われます。
格子状の壁には、色のついたブロックがランダムにはめ込まれています。写真で見ると黄色しか見えませんが、実際に近くで見ると、赤色や青色も確認できました。
かなりの老朽化ぶりなので、解体もやむなしといった感じです。
続いては右側のB棟。こちらもA棟と造りが同じなので、同時に建てらてたものと思われます。
「ふじたか」という酒処は現役営業中でした。気持ちとしては入店したかったんですけどね、今日はこれからも引き続きクルマを運転しなくてはならないので見送りました。
ビルの端の部分は、階段スペースのようです。
ポストの口は幾つか塞がれていますね。自転車もしばらく使われていないようです。上階の様子が気になるので、ちょっとだけ階段を上がってみる事に。
階段を上がると、イイ感じの蛍光灯が点いていました。
グレイ一色の渋い階段スペース。手すりは後付けだと思いますが、それ以外は竣工時のまんまのようです。
踊り場の様子。
2段になった窓。
踊り場から見た通路の様子。
部外者なので、踊り場まで上がってすぐに下りました。ちなみに、解体後にはココにマンションが建つそうで、今年の春頃から着工の予定だそうです。取り壊されてしまうのはとっても残念ですが、写真に残せただけでも良かったです、、、。
観光ビル
鹿児島県鹿児島市浜町1-18
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