岡本太郎壁画 緑の太陽
だいぶ間が空いてしまいましたが、別府レポートに戻ります。別府駅前を散策するのは今回で2度目なのですが、考えてみれば、まだ駅の裏側を歩いてなかったなーと思い、散策してみる事にしました。すると、数分も歩かないうちに、岡本太郎さんテイストの壁アートが見えてきました。というか、これ、岡本太郎さんの作品じゃん。後でネットで調べてみると、この作品は「緑の太陽」というそうで、けっこう有名みたいですね。僕は、ぜんぜん知らなかったです(汗。この作品の完成は昭和44年との事なので、大阪万博の「太陽の塔」より1年早いですが、着工は太陽の塔の方が1年早いです。まあ、詳しい事はそのくらいにして、僕なりの視点でディテールを見ていきたいと思います。
まずは上の方から。純粋に思った事ですが、タイトルが緑の太陽なのに、太陽の色は普通に赤なんですね。その周りにあるフニャフニャした雲(?)は緑色っぽいですけど。それはともかく、一見経年劣化でひび割れているのかと思いきや、よく見ると継ぎ目なんですね。更に、太陽をよく見ると、太陽の塔の胴体にある顔と同じようなものが、その継ぎ目によって表現されています。これに気がついた人って、意外と少ないんじゃないかな?
そして、その下には人間が描かれていますが、ポーズといい、色合いといい、僕のような素人が見ても芸術性の高さが一目で伝わってきます。うまく言えないけど、岡本さんのエネルギーを凄く感じる。
こういう色の組み合わせが凄い。普通は、こんなに突拍子もない色を沢山使うと纏まりのないものになっちゃうと思うんですけど、不思議と絶妙な色の組み合わせになってますよね。それと、黒いギザギザの部分は、正直なところ”ひじき”に見えました(汗。
サインもカッコイイ。
このビル、皮膚科の病院なんですね。正面のデザインは、けっこうスペースエイジ入ってます。
斜めから見ると、更にカッコイイ。
引き続き、周辺を歩いてみようと思います。
岡本太郎壁画 緑の太陽
大分県別府市田の湯町15
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