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2022年4月23日 (土)

飯能中央公民館

 

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前回の記事の続きですが、大箱屋の大場さんと青梅市の喫茶「ウォールナット」で一休みした後、飯能市にある「飯能中央公民館」へ連れてきてもらいました。飯能は昔からよくレポってますが、この建物は今まで知らなかったなー。ネットで検索しても詳しい情報が得られなかったのですが、竣工は70年代前半といったところですかね。とにかくこの建物、見どころが多いので、普段より写真の枚数を多めにして、ディーテールを見ていきたいと思います。

 

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まずは、建物正面の右側にあるこちらの壁アート。半立体の曲線を自由に構成して、おしゃれな模様が描かれています。よく見ると、正方形の中の曲線は、1つのパターンしかないのが面白いですね。

 

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建物の右側面には、このような階段があります。二階部の壁が斜めになっていたり、梁が極端に突き出ているところがカッコイイです。

 

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この建物、場所にによって表情がぜんぜん違うのですが、正面左側の二階部の塀は、微妙に傾斜がついています。

 

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そして、左側面は角が多く、奇抜なデザインになっています。建物全体で、この部分が一番高度経済成長期のオーラを感じます。

 

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こちらは、正面の中央。ガラスブロックが無数に張られている部分は、階段スペースですかね。3灯の街灯との絡みが、とてもモダンです。

 

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脇にある壁の角が、Rになっているのもイイ感じ。どこから見ても、絵になりますね。

 

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エントランスの天井の半球型ダウンライトもスペーシーです。大場さんが「内部もカッコイイから見せたい」との事で、受付に問い合わせてくれたのですが、見学はNGでした。

 

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続いては、建物の裏側へ回ります。実はこの建物、裏側の方がヤバイのです。石垣とか、ベランダのゴツゴツした感じが、なんだか要塞みたいだな。

 

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所々に使われたレンガ色が、ロシア構成主義を彷彿させます。右手の階段部分は、この建物の一番の見どころじゃないですかね。レンガ色の塀のてっぺんが少しV字になっていたり、中央に白い線が入っているところに、強烈な反骨精神を感じます。

 

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踊り場の塀が斜めになっていたり、顎の部分がRになっているのもポイントですね。

 

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この白いクルクルガーデンフェンス、たまに見かけるけど、カワイイですよね。

 

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建物の裏側は土地が二階分ほど低くなっていて、この階段を上がると正面入り口に出られるようになっています。

 

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階段の途中から見上げた様子。かなり壁が複雑に入り組んでますね。ベランダの塀も、さっきの階段の踊り場と同じ形状をしています。

 

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階段の途中から、見下ろした感じ。

 

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表側の一階に上がってきました。ここから見える建物の裏側と、遠くに見える山のコントラストが、迫力ありました。

 

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駐車場の階段。

 

飯能中央公民館
埼玉県飯能市大字飯能60-1

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