仲町通り
前回の記事の続きですが、大箱屋の大場さんと館林の喫茶「駒草」で一休みしたと、「佐野ラーメンでも食べに行こう」という話になり、佐野駅前までやってきました。ここは南口駅前通りを直進すると交差する「仲町通り」なのですが、たまたま通りがかったところ、古い建物が多そうなので歩いてみる事にしました。
さっそくイイ感じの建物がありました。どうやら歯科医院のようですね。タイルや剥げ石がふんだんに使われていたり、エントランスに植えられたシュロの木が、これぞ高度経済成長期といった雰囲気です。そうそう、若い人も読んでくれていると思うので補足しますと、庭にシュロの木を植えるのは、この時期の流行りです。なので、庭や店頭にこの木が植えられていたら、高度経済成長期に建てられた物件と見て、ほぼ間違いないでしょう。
エントランスの金物の仕切りも超カッコイイ。ドアハンドル(ちゃんと写る角度で撮りました)も、当時ならではといった感じです。以前からよく書いてますけど、この時代の歯科って、おしゃれな物件が多いですよね。
またまたヤバイ建物が見えてきました。二階部にある、カラフルなアクリルで作られた電飾がめっちゃツボです。
なんてハイセンスなんだろう。それぞれの色合いが絶妙ですよね。よく見ると、ボール球はペンダントライトが吊るされているんですね。
更に歩くと、街灯のカワイイ商店街が交差していました。せっかくなので、ちょっと歩いてみたいと思います。
この街灯も半世紀くらいは経ってそうな雰囲気ですね。街灯看板は退色して殆ど読めませんけど、「三日月通り」と書いてあるように見えます。
引き続き仲町通りを歩くと、変わったデザインのビルが見えてきました。
ベランダの庇に大きな丸い穴が3つあるのが面白いなー。でも、雨でベランダが濡れちゃいそうですね。逆に日差しは取り込めそうですけど。というか、これは完全にデザイン的な遊びですよね。看板には「キャノン」って書いてますけど、カメラのメーカーとは関係ないようでした。
ブロック塀の向こうに、何やら見慣れないものが建ってるぞ。赤煉瓦造りのようですけど、何の建物なんだろう。ちょっと近くまで行ってみましょう。
内側を覗き込むと、煉瓦の壁が真っ黒焦げになっていますけど、焼却炉のような設備なのかな??? 何にしても、かなり古いもののようですね。ぼちぼちイイ時間なので、佐野ラーメンを食べに行こうと思います。つづく。
仲町通り
栃木県佐野市大和町 辺り
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