市村記念体育館
さてさて、佐賀レポートの続きですが、こちらは数年前にレポった「鶴乃堂本舗」の目の前にある「市村記念体育館」。なんだか、例えようのない個性的なデザインですね。てっぺんの三角になったギザギザが特徴的です。
竣工は意外と古く、昭和34年。設計は、新宿駅西口広場(昭和41年)の設計で有名な「坂倉準三」氏によるものです。あいにく今日は休館日のようなので、外観を撮れる範囲で撮りたいと思います。
階段も、手すりの角が、あえて直角になっていたり、白い柵の支柱が上下にはみ出しているところに、高度経済成長期の臭いを感じます。屋根のギザギザの部分は裏から見ると、塀のような作りになっているんですね。
よく見ると、二羽のサギ(?)が見つめあっています。カップルなのかな?
手すりの塀の断面は、よく見ると長方形ではなく、下部が少し窄まっているのがカッコイイ。せっかくなので、ちょっと階段を上がってみましょう。
庇の先端が反り上がっているのがツボです。
上から地上を見下ろした様子。
市村体育館の「市村」は、このおじさんの名前のようですね。調べによりますと、何やらこの「市村清」氏という方は、事務機器メーカー「リコー(RICOH)」の創業者で、この体育館は、この市村氏により佐賀県に寄贈された施設なのだそうです。佐賀レポート、もう少し続きます。
市村記念体育館
佐賀県佐賀市城内2-1-35
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