村山団地
さてさて、前回の記事では村山団地の「中央商店街」をレポりましたが、続いては団地を見てみたいと思います。写真は中央商店街の裏側(外側)になるのですが、ご覧の通りアパートの一階部には増設された小屋がズラーッと並んでいます。この小屋が建っているスペースはおそらく元は小さな裏庭だったのだと思いますが、きっと少しでも部屋を広くしたかったんでしょうね。小屋は一つひとつ作りが異なるので、各部屋ごとに各自で増設したものと思われます。
こちらの増設部屋は物置になってますね。右手にある玄関ドアは、昭和の団地ならではの鉄板タイプです。角丸の四角いプレスラインは典型的なデザインですが、これは鉄板がベコベコしないよう強度を増すためのものです。色がだいぶ剥げてるけど、再塗装歴があるのかな?
こちらのドアはオリジナル色っぽい雰囲気ですね。覗き窓や、その下のポストがイイ感じ。僕も19歳までずっと団地暮らしだったので、すごく懐かしいです。一番下の扉は牛乳入れですけど、牛乳配達って今もあるのかな? 朝起きると、いつも牛乳瓶が2本入っていたのを思い出します。そして、ドアの右手の窓もヤバイです。
サッシの素材は70年代辺りからアルミやスチールが主流になりますが、これは鉄製なので、それ以前のタイプですね。左上にある網になった小窓に痺れます。
自転車置き場の囲いがRになっているところが、地味におしゃれ。この水色も当時、網のガードレールや街灯、公園などの公共施設にあったゴミ入れなどにも使われていた色ですね。
うおー。鉄のドアと木製の引き戸が並んでいる光景は初めて見たかもしれない。ドアの上の採光窓が大きいのも、インパクトありますね。
こちらの玄関には、一戸建てのような門扉が付いています。この、つる草模様が入っている金物は、基本的に何でもカワイイです。
大箱屋の大場さんによる武蔵村山ガイドツアー、もう少し続きます。
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