村山団地 中央商店街
さてさて、大箱屋の大場さんガイドツアーの続きですが、武蔵村山の「村山すずらん通り」を散策したあと、同市内の緑が丘にある「村山団地 中央商店街」へ連れてきてもらいました。さっそくですが、この商店街の看板、思いっきりツボです。てっぺんの商店街名の部分には、高度経済成長期に建てられた商店などのファサードによく使われた円形模様の金属外装材が使用されています。サイコー。
そして、最も衝撃を受けたのが、「村山団地」の文字が入った、この部分。星のような形が当時らしさ全開で痺れます。よく見ると緑の部分はアルファベットの「H」のようにも見えますけど、この図形、何か意味があるのかな?
説明が遅くなりましたが、この商店街は団地に囲まれた中央広場にあり、看板は左右に立っています。
そして、一階部には屋根が掛かり、商店が軒を連ねています。見たところシャッターが多いようですが、何はともあれ、ちょっと歩いてみましょう。
こちらの鮮魚店の看板は、時代を感じさせるガラス製です。この時代になるとアクリル製の看板もだいぶ普及していたと思いますが、あえて昔ながらのガラス看板にするところが硬派な感じがしてイイですね。
美容室の電動看板のデザインがモッドからサイケへの過渡期の雰囲気なので、60年代末頃のものですね、たぶん。
そして、肉屋さんのダウンライトがスペースエイジでヤバイです。大場さんも大興奮してました。昭和の肉屋って、意外とオシャレな照明器具を使ってる場合が多いですよね。
50年くらい前のものにしては状態が良いですが、色が退色していないのは素材が陶器のためです。
わ、王さんだ。色褪せてよく見えないですけど、「ボンカレー・ゴールド」ですね。この当時、王さんは「ナボナ」というお菓子のCMにも出ていました。僕も昭和40年代に王さんの試合を後楽園球場に何度か観に行ったことがありますけど、当時はヒーローの代名詞的存在で、凄い人気でしたね。このポスター、べつにおしゃれでも何でもないですけど、個人的にグッときます。
昔ながらの床屋さんは、現役営業中です。
商店街だけでなく団地もご紹介したいと思いますが、記事が長くなってしまうので、次回にご紹介します。
村山団地 中央商店街
東京都武蔵村山市緑が丘1492-50-58
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