巴町周辺
清水レポートの続きになりますが、「マンガ喫茶 富士」を出たあと、周辺の街並みが良さげだったので散策してみる事にしました。写真の一番奥に見えるのが富士ですが、並びには割烹料理店などの古いお店が軒を連ねています。
お、60'sなサテンを発見。しかし、残念ながら既に閉業してそうです。
青透明のアクリルドアに白いドアハンドルの組み合わせが、思いっきりツボです。手書きの店名もいい味が出ていますね。きっと渋い内装だったんだろうな。右手のガラスブロックは、今まで見たことのない珍しいタイプです。
型ガラスの小窓は、木材で何度も補修されたようです。
手前の商店は何のお店だったのかな? 大きなガラスの入った木製の引き戸の感じからして、昭和30年代頃の建物のようですね。その隣には、ファサードが金属外装材で覆われた大衆酒場があります。たぶん、現役ですね。
コチラの床屋さんと本屋さんの並んだ感じも、カワイイです。
ふと遠くのビルを見ると、「DISCO PUB キャンディーハウス」と書かれた70年代な雰囲気の看板を見つけました。ちょっと近くまで行ってみましょう。
ずいぶん大きなビルだけど、ビルが丸ごとディスコだったのかな? 壁にある大きな電飾は、キャンディーハウスの頭文字「C」ですかね。非常階段もサビサビだし、この様子だと廃業してからけっこうな時間が経ってそうです。
これまたイイ感じの建物を発見。特に、右手のモルタル造の商店がヤバそうですよ。
2階にある金属製の窓手すりが、存在感ありあすね。輪っかが重なるように連なっている感じが、岐阜の「丸川センター」にあったネオンのアーチを思い出します。柵には木製の文字が並んでいるけど、著しい劣化で読めないなぁ。その下の壁には文字が2つ欠落した跡がありますけど、おそらく「斉藤」ですね。
ところで、紐で括られたレンガは何のためのものかな? もしかして、波板の屋根が風で飛ばされないように錘にしてるのかな? 紐はレンガが下に落ちないようにしてるっぽい。
おー、これまた味のある看板を発見。ここには以前に模型屋があったのかな? もう半世紀は経ってそうな雰囲気ですね。色褪せちゃってよく見えませんけど、左には戦車が描かれています。という事で、静岡レポートはこれでおしまいです。
巴町
静岡県静岡市清水区巴町
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