狸小路
今回から、しばらく福島県のレポートを続けます。福島へ来るのは何年ぶりだろうなぁ。とはいえ、福島駅前は探索不足のままだったので、今回はじっくり散策してみたいと思います。そして、とりあえず歓楽街があるエリアを目指して歩いてみると、さっそくイイ感じの横丁を発見しました。名称は「狸小路」。同名の横丁は各地にありますが、特に北海道や青森など、北の方に多いイメージがあります。
案内看板のポールが細いところに時代を感じます。今、こういう看板を立てるのに、こんなに細いポールは絶対に使わないですよね。自宅(昭和47年築)の玄関の庇にも同じくらいの細さのものが使われているのですが、昭和中期くらいまでは、こういった細いポールが多かったようです。日中なので当然ながらお店は開いていませんが、ちょっとだけ中へ入ってみましょう。
左右の建物は、いずれもモルタル造2階建て長屋で、建物を跨ぐように屋根掛が掛かっています。こういう造りの横丁は今までにも何度もレポりましたけど、当時によくあった設計パターンですね。
2階は元々住居スペースや倉庫になっていると思いますが、人の気配はなく静かです。
お、かなり古いタイプの室外機を発見。よく見ると、ダイキャスト製の「東芝」のロゴマークが付いていますが、このロゴが使われたのは80年代前半までなので、それ以前のものですね。
屋根を突き抜けるデカいダクト。
突き当たりの建物にもお店が続いているようですが、入るのはやめときました。
引き続き、周辺を散策してみたいと思います。
狸小路
福島県福島市陣場町8-3
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